2022年

おおなん木の学校、床の再生講座

”おおなん木の学校”にて、床の再生講座でした。

 

会食も再開され、参加者の皆さんと楽しく2日間作業することが出来ました。

 

みんなで同じ釜の飯を一緒に食べることができるようになり、ホントに嬉しく思います。

 

 

里山と調和する住まい

完成した”越し屋根のある家”を出羽川の対岸より見る
完成した”越し屋根のある家”を出羽川の対岸より見る

【越し屋根のある家】

 

完成した”越し屋根のある家”を出羽川の対岸より見た風景です。

中国山地の里山の風景にうまく調和できたと思います。

 

”木と土の家”の大きなテーマは、「身近な素材を使うこと、人の手で作ること」です。

簡単なことのようで、これが今はとても難しくなっています。

 

今回、地元の工務店と協力できたことは大きな可能性を感じました。これからも挑戦していきます。

そして、この風景を見守り続けたいと思います。

 

 

越し屋根のある家、見学会のご案内

越し屋根のある家、外観。石州瓦の屋根に砂漆喰と杉板の外壁
越し屋根のある家、外観。石州瓦の屋根に砂漆喰と杉板の外壁

【越し屋根のある家】

 

邑南町の家が無事に完成を迎えました。

お施主様のご厚意により1日限定で完成見学会を開催させていただきます。

 

日時  :2022年10月22日(土) 10時~15時

場所  :島根県邑南町雪田

連絡先 :090-3377-3745 y.sasaoka.1220@gmail.com(佐々岡)

 

ご希望の方はメッセージ、メールなどでお名前とおよその時間、人数をお知らせください。

詳しい住所をお伝えします。(当日は返事が遅れる場合がありますので、できるだけ前日までにご連絡ください。)

 

木組みと土壁の家を地元の工務店と建築できたことは、次世代へ伝統をつなぐために、とても意義のある挑戦でした。木や土といった自然素材をふんだんに使い、次世代省エネ基準もクリアしていますので、日本の気候風土にあった快適な住まいとなっています。薪ストーブや焚き風呂など施主のこだわりがつまっており、デッキからの眺めは最高です。ぜひご来場ください。

 

 

広島県建築士会の住宅委員長に

今年度より広島県建築士会の理事に就任し、住宅委員会の委員長を務めることになりました。

 

住宅委員会では、全国で活躍されている建築家をお招きし、住宅講演会を毎年開催しています。コロナ禍もあり不安定な世の中ですが、これからの住まいづくりにつながる情報を発信できるよう企画していきます。また今年度より広島型気候風土適応住宅の策定など、新たな事業も進めていきます。

 

誠に微力ですが、委員の皆さんと共に取り組んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願い致します。

 

三入の学び舎、完成

三入の学び舎、外観。砂漆喰仕上げ
外観。砂漆喰仕上げ
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土壁乾燥中

越し屋根のある家、土壁乾燥中
越し屋根のある家、土壁乾燥中

【越し屋根のある家】

 

土壁乾燥中です。

 

木小舞に土が咬み込むことで定着します。このでっぱりを”へそ”と呼びます。接着剤など使わず”土のちから”を生かすことで長持ちする壁となります。また、何十年後でも水を混ぜ練直すだけで再利用することができます。

 

乾燥するとたくさんひび割れが入り、このひび割れに次の中塗り土を塗り込むことで丈夫な壁となります。

 

山間部においても伝統的な住まいづくりは途絶えてしまっていますが、こうしたエコな作り方はこれからの住まいづくりにこそ必要だと感じているので、”木と土の家の作り方”を伝えていきたいと思います。

 

 

キノコ建築中

木小舞に土壁塗り
木小舞に土壁塗り

【三入の学び舎】

 

”キノコ”を土壁仕様で建築中です。

子供の学び舎になります。

 

お客さん、新しく入った弟子、子供たちと土壁塗りしました。

 

弟子といっても大工歴10年以上で、仕事もしっかりしているので、今回の”キノコ”は墨付け刻みを任せています。木と土を使った伝統的な住まいづくりを伝えていきます。独立志望なので、協力工務店となれるよう支援していきたいと思います。

 

アイアム冒険少年

明日、4月4日19時~放送予定の”アイアム冒険少年”に、白木山荘工事中のブログ掲載写真が資料映像として放送されます。

 

力感がうまく撮れて自分でも気に入っている1枚です。

 

4時間特番の1秒程度だと思いますが(笑)、良かったらご覧ください。

 

無事に上棟

越し屋根の棟木が納まり無事に上棟
越し屋根の棟木が納まり無事に上棟

【越し屋根のある家】

 

島根県にて建築中の邑南町の家も無事に上棟できました。

 

このお家は設計監理で、施工は地元の工務店さんにお願いしてるので、今回は見学でした。いつもは自分が棟梁として現場で必死になってやっているので、こうして外から建前を見学できるのは楽しく新鮮でした。

 

無事に上棟できてホッとしている棟梁さんの表情が印象的でした。気持ち良くわかります(笑)。

 

棟梁さんにとっても10年ぶりくらいの墨付け刻みだそうです。山間地域であってもプレカットが主流で、伝統的な住まいづくりはほとんど途絶えてしまっています。しかし、地元の素材を生かし、職人の手仕事で建てるほうがやっぱり良いなあと思いました。

 

木と土の住まいづくりを通して、途絶えてしまった記憶、分断していた地域のつながりを少しずつでも取り戻していきます。小さな一歩ですが、中国山地での住まいづくりを変えるきっかけとなる狼煙を上げられたという意味で、価値ある一歩が踏み出せたと思っています。

 

これからもレポートします。見学ご希望の方はご連絡ください。

 

 

もうすぐ建前

増田住建の加工場にて刻み進行中
増田住建の加工場にて刻み進行中

【越し屋根のある家】

 

邑南町の家ももうすぐ建前です。

 

雪深い地域ですが、冬の間、増田住建の加工場にて墨付け刻みが進められてきました。久しぶりの手刻み、しかも構造材全て現しなので、棟梁さんも気合入ってる感じでした。建前が楽しみです。

 

 

木と土の家#11 タイムラプス:伝統構法の建前 全工程

【記憶を紡ぐ家】

 

伝統構法「木と土の家」の住まいづくり。第11回は「タイムラプス:伝統構法の建前 全工程」です。

伝統構法の建前、全工程(木組み組立~屋根仕舞い)までを約5分のタイムラプスにまとめました。

 

 

祝上棟、屋根仕舞い完了

屋根仕舞い完了
屋根仕舞い完了

【記憶を紡ぐ家】

 

無事に棟上げ、屋根仕舞い完了しました。

 

大工8名、インターン1名での建前でした。これまでよりも大きく大変でしたが、天候に恵まれ助かりました。

新しい大工仲間も増え、少しずつですが、広島でのチームづくり進めていきます。

 

動画も撮っているので、またアップしたいと思います。

 

 

搬入完了、いよいよ建前

搬入が終わり、いよいよ建前です。
搬入が終わり、いよいよ建前です。

【記憶を紡ぐ家】

 

土台敷き、材料の搬入が完了しました。いよいよ来週8日(火)に建前です。

 

”木と土の家”や伝統的な木組みに興味のある方はぜひ見学にお越しください。

駐車場、見学スペースあります。写真は見学スペースからです。

 

緑井の梅林駅近くです。見学ご希望の方はメッセージ等でお知らせください。

住所など、ご連絡致します。

 

 

 

 

 

一体打ちの基礎完成

打ち継ぎなしのシームレスなコンクリート基礎
打ち継ぎなしのシームレスなコンクリート基礎

【記憶を紡ぐ家】

 

打ち継ぎなしの一体打ち基礎が完成しました。基礎の中はプールになりますが、水の染み出しもなく、きれいに出来ました。シームレスな基礎で高い耐久性と耐蟻性を確保しています。

 

建前に向けて最後の準備中です。

 

 

古民家実測調査

熊野町の家 外観
熊野町の家 外観

【熊野町の家】

 

熊野町にて古民家再生をさせていただくことになり、実測調査に行ってきました。

 

敷地内に建物が多く、また繰り返し改修や増築が行われていて、裏側部分はかなり複雑な間取りとなっていました。継ぎ足し部分は減築しすっきりさせ、母屋の架構を生かしたプランを提案したいと思います。

 

合わせて木組みの修繕、耐震改修、温熱改修も行い、快適で丈夫な住まいにします。

 

3年後の完成を目指します!

 

 

謹賀新年 2022

明けましておめでとうございます。

 

写真は昨年完成した「みくまりの家」です。木、土、草、石など、自然の素材を生かしました。

今年も引き続き心地よい住まいづくりに取り組んでいきます。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。