![越し屋根のある家、1/100模型](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=658x10000:format=jpg/path/sda42abd4c8615d85/image/i89534884d1a11dcb/version/1647681634/%E8%B6%8A%E3%81%97%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E5%AE%B6-1-100%E6%A8%A1%E5%9E%8B.jpg)
![敷地風景。手前を江の川の支流”出羽川”が流れる](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=659x10000:format=jpg/path/sda42abd4c8615d85/image/i038bb6adb096e5b2/version/1647681642/%E6%95%B7%E5%9C%B0%E9%A2%A8%E6%99%AF-%E6%89%8B%E5%89%8D%E3%82%92%E6%B1%9F%E3%81%AE%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%B5%81-%E5%87%BA%E7%BE%BD%E5%B7%9D-%E3%81%8C%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg)
【越し屋根のある家】
島根県邑南町、越し屋根のある家。設計を担当し、施工は地元の工務店にお願いする形で計画を進めてきましたが、無事に工事契約となりました。来年、島根県に”木と土の家”が誕生します。
敷地は南西に山を背負い、手前を出羽川が流れています。午後は山の影になってしまうので、日照の確保と、川沿いの風を取り込むために、越し屋根を付けました。周辺の景色の溶け込むように屋根は石州の来待瓦です。
地球温暖化やコロナ禍など、社会の価値観が大きく変わる現在。身近な素材をそのまま生かし、人の手で丁寧に作ることが、長く大切にされ環境にも良いです。高度成長、経済効率重視の社会の中で、急速に衰退していった伝統的な住まいづくりですが、今、再評価されていると感じます。これからの住まいは小さなつながりの中で作っていくことが、安定的で持続可能な方法だと思います。また”木と土の家”は次世代省エネ基準もクリアしています。
一区切りついて一安心してますが、これから施工図や詳細図等仕上げて、木と土の住まいづくりをしっかりと伝えたいと思います。これかでは設計施工一貫で進めてきたので、あまり施工図など必要なかったですが、これを機会に仕様書のような形でもまとめたいです。
そして木と土の住まいづくりを広めていけるよう、これからの田舎の暮らし方、生き方提案していきたいと思います。