明日、4月4日19時~放送予定の”アイアム冒険少年”に、白木山荘工事中のブログ掲載写真が資料映像として放送されます。
力感がうまく撮れて自分でも気に入っている1枚です。
4時間特番の1秒程度だと思いますが(笑)、良かったらご覧ください。
竣工から7年目のアトリエ。
大地に根差し、周囲の環境に溶け込むような建築を目指して、「キノコ」と名付けました。7年の歳月を経て、木漏れ日の下、佇む姿を見て、ようやく思い描いていた姿になってきたかなと思いました。
周辺はもともと棚田の広がる田園風景でしたが、耕作放棄地が増え、限界集落となっています。日本の田舎の多くが同じような状況ですが、現在のコロナ禍で田園回帰が加速しています。田舎暮らしで最も必要なのは、稼ぐ力で、小さな拠点があるととても役に立ちます。「キノコ」をモデルにこれまで事務所や別荘など作ってきましたが、小さな明かりを灯すことの意味はとても大きいと感じています。
小学校が臨時休校で、子連れ大工となりました(笑)。
再開から1週間ちょっとでまた休校ということで、子供を持つ親は皆さん大変かと思いますが、これも良い機会ととらえて子供としっかり向き合いつつ、臨機応変、乗り切りたいと思います。
【記憶を紡ぐ家】
建替えまでの荷物置き場として倉庫が完成しました。
「もとの蔵のような感じに」というご要望でした。
室内は木小舞下地に土を塗った荒壁仕上げ。冬になって土を付けたので乾燥に時間がかかりましたが、土の風合いが生きた仕上げになりました。
屋根は古い瓦を再利用しました。コーキングで留めてあったのでそれを剥がす作業が大変そうでしたが、再利用できて良かったです。独特の味わいを生かすことが出来ました。瓦は耐久性が高く、小さなパーツを並べているので再利用しやすく、あらためて素晴らしい素材だと思いました。
外壁は木ずり下地に砂漆喰仕上げ。モルタル下地と比べると、木ずりに漆喰が食い込むので剥離などの心配が少ないことと、中塗りを仕上に出来るので費用を抑えることが出来ます。戦後防火のためにモルタルが普及しましたが、土壁の場合は土壁で防火性能を確保できるので、外壁は自由に選択できます。土壁を使う場合は、外壁も板壁や漆喰など自然のものを使うほうが合っていると感じました。
出来るだけローコストでシンプルにしましたが、とても表情豊かに仕上がりました。
【白木山荘内覧会のお知らせ】
お客様のご厚意で白木山荘の内観会を開催させていただくことになりました。
加工場の近くなので、白木山荘とアトリエ、新旧2棟のキノコを一緒に見ていただければと思います。
テーマは「木の魅力、経年変化を楽しむ」です。
まずは加工場のアトリエにお越しください。
日時 :11月23日(祝)10時~15時
場所 :(有)佐々岡建設加工場 広島市安佐北区白木町志路653
連絡先:090-3377-3745 y.sasaoka.1220@gmail.com (佐々岡)
・駐車場はありませんが、どこでも路駐可です。
・勧誘などはありません、お子様連れも大丈夫です。
・加工場も見学できます。
・お気軽に遊びにお越しください。
【白木山荘】
荒壁塗って3週間ほどたちますが、10月の長雨で土壁がなかなか乾きません。
ついに草の新芽が(^^;。
今週は天気良さそうなので、風をあててしっかり乾かしていきます!
【白木山荘】
いつもお世話になっている左官の熊谷さんと土壁塗りをしました。
土は土壁屋さんがダンプに積んで運んでくれます。土にはあらかじめ藁を練り込んで、寝かせてあり、藁を発酵させることで、藁が解けて繊維状になります。これを数回繰り返すことで、土の中に根をはるように藁が土と絡んで、粘り強い良い壁土となります。土壁を塗ったときの香りは、この発酵した藁から出ています。
土壁塗りの様子を動画でも載せています。土壁を塗ったときに、小舞の裏からへそが出てくるところは独特で面白いです。ぜひご覧ください。
【白木山荘】
木小舞下地が完了し、いよいよ土壁塗りです。
土は、蓄熱性、調湿性に優れ、透湿性のある断熱材と組み合わせることで、室内の環境を快適にしてくれます。
30年前までは当たり前だった土壁も、今では特別な技術となっています。それは目先のコストや工期にとらわれ、土壁の持つ優れた性能に気づいていなかったからです。これからサスティナブルな社会を築いていくためにも、気候風土にあった快適で安心な住まいづくりに、土は必要不可欠で注目のマテリアルです。
10日(火)に荒壁を塗ります。貴重な機会ですので、興味にある方はぜひ見学にお越しください。場所は白木町志路の旧街道(県道68号)沿いで、路駐可能です。わからないときはご連絡ください。090-3377-3745 (佐々岡)
お待ちしております。
【白木山荘】
無事に棟上げできました。
刻みと同じく、田中さんに手伝ってもらいました。
木造伝統工法は、建前を経験することでより理解できるので、「キノコ」は小さくて、ちょうど良い機会となりました。
途中、雨に降られたりもしましたが、屋根仕舞まで終わり、一安心です。
動画も少しあるので、ぜひご覧ください。
谷に響く掛矢(カケヤ)の音は心地よいです(^^)/。
【白木山荘】
「キノコ」をベースにした別荘づくりが始まりました。
まずは丸太を製材して乾燥させます。
天日でじっくりと。
自然乾燥させると、木の大切な油分が残るので、仕上げて時間がたった時の色、艶が全く違います。
にじみ出てくるようなしっとりとした感じがあります。
そのしっとりとした感じをぜひ味わっていただきたいです。
小さな別荘だけど、土壁塗って、居心地の良い場所にしたいと思います(^^)。
【キノコ】
作業場でアトリエとして使っている「キノコ」を、小さな別荘として建てます。
実施設計進行中で、緑豊かな自然に囲まれた敷地の目の前をホタルの棲む小川が流れています。
この風景を生かして、川のせせらぎを聞きながら緑を楽しめるような住まいにできたらと思います。
今の季節ならホタルの光と星空を一緒に眺めることができて良いだろうなと想像したりしてます。
小さいからこそ、じっくりこだわって良いものを作りたいと思います。
明けましておめでとうございます(^^)。
今日が仕事初めで、明日から本格始動です。
今年も多くの出会いに恵まれ、新しい挑戦の多い一年となりそうですが、
一つ一つしっかりと向きあいながら、仕事をしていきたいと思います。
ブログやFBでも、無垢の木や土の良さや使い方、大工の仕事に様子など
どんどんアップしてきたいと思いますので、(すぐ止まりがちですが(^^;)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
先日、広島の建築家の方が所員さんを連れて、アトリエを見学に来てくださいました。
そのときの話題の一つが、メンテナンスについてでした。公共建築などの場合、外壁などはメンテナンスフリーが条件としてあって、木造の設計するときも外壁は建材を使わないといけないから、木造の良さを出しにくいということでした。
写真は板を張ったときの写真と、現在(1年半位)の写真です。杉の板に柿渋を塗ったので、張ったときは柿渋が発色してきれいなオレンジですが、今はだんだんと色があせて、グレーになりつつあります。軒なしですが、このままでも20年は十分持ちます。
時間と共に色があせて、染みが出来たり、カビか生えたりしますが、それらを含めて、無垢の木の良さで、面白いと思います。
数年に一度、たわしで洗って柿渋を塗って行くと、うづくりのきれいな板になっていきます。メンテナンスは必要ですが、結局は長持ちして、トータルのコストは安くなります。
公共の建物ならワークショップなどのイベントにして、建築に愛着を持つ機会にしても良いのではないでしょうか。
自然の素材との付き合い方を知っていただくことが大事だと思うので、またメンテナンスのときに投稿します(^^)/。
作業場のある白木町にアトリエを開設しました(^^)/。
広島市の最奥の地でとても山奥ですが、自然豊かで静かなところですのでお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。春温かくなれば、桜も咲きます。
5坪ほどの小さなスペースでまだまだ未完成の部分も多いのですが(^^;)、快適で使いやすい場所を目指してこれからもどんどん進化させていきたいと思います。
また20万/坪~で建築できますので、事務所やアトリエ、自宅の離れなど+@の用途にちょうど良いです。ぜひご利用ください!
連日の猛暑、そして台風12号、11号と、今年の夏は激しい天候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私どもも元気に頑張っております。先日、アトリエの建前と屋根仕舞を無事にすることができました。仕事の合間を見つけての作業なので、少しずつですが、気持の良い空間にしたいと思っています。
これからますます暑い日が続くと思いますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
2014年 盛夏
白木町志路にある作業場下のスペースに事務所を建築中です。昨日、無事に基礎のコンクリート打設が終わりました。気温が高くコンクリートの硬化が早かったので、時間との勝負でした。建物の刻みは昨年に終わっているので、これから建前の準備をします。梅雨明けごろに建前ができると良いのですが・・・。
約5か月、自然乾燥させた材料が届いたので、
さっそく刻みをしました。
番付は、材料を広げて使う場所や向きを決めていきます。
それぞれの材の木目や色などを見極めて、木配りします。
先日届いた丸太が製材されたそうなので、見に行ってきました。
正方形断面に背割り、一番使い慣れた形ですね。
これから2~3か月、自然乾燥させます。
背割りの開き具合で、乾燥の進み具合が分かります。
梅雨に入る前に加工できたらなと思っています。
小さな事務所を新築することを決意して、
地元の製材所の大林製材さんに材料をお願いしました。
そして今日、県産材の原木が届いたということで見に行ってきました。
年輪も均一に詰まっていて色味もきれいな杉でした。
また後日製材するそうなので、どんな木目が出てくるか楽しみです。