2015年

柱の番付しました。

【小さな木と土の家】

 

柱の番付をしました(^^)/。

 

番付をするときは、すべての柱の4面の表情を記憶して、出来上がりをイメージしながら、番付をします。部屋ごとにどのような表情の木を選ぶかは大工のセンスの見せどころです。

 

 

また杉の赤味の部分(心材)はシロアリにとても強く防蟻性が高いので、1階の柱には赤味の多い柱を選びます。柱に杉の赤味勝ちの材を使うことで、薬剤による防蟻処理をせずにすみます。

柱を化粧で使う場合は薬剤を塗りたくないですし、薬剤の効果は数年なので塗り直す必要がありますが、杉の赤味材の効果は半永久に続きます。

 

 

また人工乾燥材は急激な乾燥によって、樹脂が抜けてしまっていることが多いので注意が必要です。

 

 

そして杉の赤味はやっぱりきれいです(^^)/。

 

 

 

刻みもスタートしました。

【小さな木と土の家】


墨付けの中盤ですが、刻みもスタートしています。

 

この墨付け刻みの時に、わざと「木を利かして」刻みます。

 

つまり、30×90のほぞ穴に対して、29.5×91のほぞを差し込むように刻み、15×15の込栓を3mmずらして穴あけしています。そうすることで、木と木がかみ合い、建物がしっかりします。

 

墨付けも後半になりますが、刻みに追いつかれないように頑張ります!!

 

 

板壁のメンテナンスの仕方

先日、広島の建築家の方が所員さんを連れて、アトリエを見学に来てくださいました。


そのときの話題の一つが、メンテナンスについてでした。公共建築などの場合、外壁などはメンテナンスフリーが条件としてあって、木造の設計するときも外壁は建材を使わないといけないから、木造の良さを出しにくいということでした。


写真は板を張ったときの写真と、現在(1年半位)の写真です。杉の板に柿渋を塗ったので、張ったときは柿渋が発色してきれいなオレンジですが、今はだんだんと色があせて、グレーになりつつあります。軒なしですが、このままでも20年は十分持ちます。

時間と共に色があせて、染みが出来たり、カビか生えたりしますが、それらを含めて、無垢の木の良さで、面白いと思います。


数年に一度、たわしで洗って柿渋を塗って行くと、うづくりのきれいな板になっていきます。メンテナンスは必要ですが、結局は長持ちして、トータルのコストは安くなります。

公共の建物ならワークショップなどのイベントにして、建築に愛着を持つ機会にしても良いのではないでしょうか。


自然の素材との付き合い方を知っていただくことが大事だと思うので、またメンテナンスのときに投稿します(^^)/。



広島木造建築塾 現地研修ツアー

ひろしま木造建築塾にて、県産材の流通状況の現地研修ツアーに参加しました。

 


山中は市内よりずいぶんと冷えて、薄着で行ったことを後悔しましたが、とても収穫の多い一日となり、たくさんの情報を仕入れることが出来ました(^^)v。


 

伐採現場では、若き林業家の安田さんに、伐採の方法や仕分け方など詳しく教えていただきました。間伐され手入れされた森は適度に日が当たり、清々しかったです。直と曲がりの見極め方や、受口とツルの作り方などかなりマニアックな話も聞けて、大変参考になりました。



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建築士会 福山ツアー

建築士会の福山建築巡りツアーに行きました。



天候に恵まれ、面白い建築、美しい景色、美味しい食事を

建築仲間の方々と楽しめました(^^)/。




吉野杉到着

【小さな木と土の家】


奈良県の吉野から材料が届きました。


杉の赤身がとても綺麗な色でした。今日は搬入で精一杯だったので、また中身を見るのが楽しみです(^^)。


11月から墨付けスタートです‼

 

 

 

 

「森の木が住宅になるまで」

建築士会の住宅見学会「森の木が住宅になるまで」に参加しました。


県内の伐採現場から市内の住宅まで、県産材の流通の流れを、実際に体験でき、とても参考になりました。ハイライトで写真をアップしてますので、ご覧ください(^^)/。

 

国産の木材は再生可能な建築資材ではありますが、植林してから50年以上の時間が必要で、今使える木というのはそれだけ大事に育てらてきたものです。それをどう生かしていくか、広島県で情熱を持って取り組んでおられる方々に会って話を聞くことができました。



そうしてできた家はやはり心地良かったです(´∇`)。

 


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MODEL追加しました。

少しお問合せいただいているので、弊社のアトリエを「キノコ」としてMODELにまとめてみました。

 

→MODEL

 

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小さな木と土の家

「小さな木と土の家」の軸組み模型
「小さな木と土の家」の軸組み模型

【小さな木と土の家】

 

自邸を計画中です。

 

1/30の構造模型を作って木組みの最終確認をしています。


家族と住む家を建てるのは大工になったときからの夢でした。小さくても自分なりにこだわった家を作りたいと思います。コツコツやるので完成は来年中のどこかです(^^;。


題して「小さな木と土の家」。そのままです(^^;。


どうぞご期待ください(^^)/。

 

 

建前

香川県の六車工務店に建前の見学へ行きました。

 

 

今回は構造家の方とのツアーとなりました。木造建築を勉強されている方で、とても興味深く見学されていて、帰りの車では、「自分も建てたい!」とおっしゃっていたので、一緒に行けて良かったと思いました。中国出身の方で、実家は土のレンガを近所の人と積み上げて作ったという話など面白い話が聞けて、私はそちらの話に興味深々でした。

 

 

これまでの建前では自分は建てる方だったので、見学するのは初めてで、周りで見ている人にはこんな風に見えてるんだなといろいろ勉強になるところもたくさんありましたが、やっぱり建前は見てるより、やる方がいいなと思いました(^^)/。

 

 



倉庫のリノベーション

【倉庫のリノベ住宅】

 

倉庫を住居へリノベーションする計画がスタートしました。

 

ご夫婦の住まいとなります。構造、設備、法規など課題はありますが、うまく解決して素敵な住まいにできたらと良いですね。

せっかくなので、倉庫らしさを生かして提案したいと思います(^^)。

 

難しい条件の仕事ほど、出来上がったときに面白い空間になると思いますので,どうぞご期待ください。

 

 

 

 

船越の家(古民家改修)

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ひろしま木造塾設計課題「木の学校」

ひろしま木造建築塾設計課題「木の学校」の提案書を提出しました。


既存校舎の建替えを想定した課題だったので、現在の校庭に新校舎を建てることで、仮設校舎を必要としない提案としました。また地元の材料、地元の人で建てることができるよう材料のサイズを統一し、木造軸組構法で設計しています。

最近は木造の校舎も増えてきていて、また木促法の施行や建築基準法の改正、防耐火技術の発達などから、これから学校は木で建てることが標準になってきます。構造をコンクリートから木に変えるだけでなく、木造なりの設計、施工があるので、こうした塾と通して学んでいくことで、より良い木造建築が地域にできていくと良いですね。

とにかく無事に提出できてほっとしています(^^)。残すは明後日のプレゼンのみとなりました。


アトリエ開設

作業場のある白木町にアトリエを開設しました(^^)/。


広島市の最奥の地でとても山奥ですが、自然豊かで静かなところですのでお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。春温かくなれば、桜も咲きます。

5坪ほどの小さなスペースでまだまだ未完成の部分も多いのですが(^^;)、快適で使いやすい場所を目指してこれからもどんどん進化させていきたいと思います。

また20万/坪~で建築できますので、事務所やアトリエ、自宅の離れなど+@の用途にちょうど良いです。ぜひご利用ください!


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謹賀新年 2015

明けましておめでとうございます。
今日が仕事始めです。

たくさんの年賀状をいただきありがとうございました。皆様からの温かいメッセージやお客さまからの近況など、今年もしっかり良い仕事をしていこうと、大変励みとなりました。

今年も一つ一つ、仕事にじっくりと取り組んで行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。